日本の予防歯科の現状
CURRENT STATUS
北欧諸国は歯科先進国。これは予防に対する高い意識や国をあげての仕組みづくりなどからそう言われています。北欧式とかフィンランド式とか、時折見かけますが、何も特別なことを行なっているわけではありません。
一方、アメリカなどでは子供のうちの矯正治療は「親の責任」という考え方が広く浸透しています。
海外では予防歯科や矯正治療によって変化する未来に対しての理解が深く、将来に対する費用対効果も高いとの考え方があります。
審美面のみならず、矯正治療は将来的なむし歯予防・歯周病予防としても非常に有意義なものです。


当院の矯正治療「RAMPAセラピー」では、「健康」も関わります。広義には矯正治療も、予防歯科の一面と考えられるものです。
現在、フッ素やシーラントは多くの親御様にその価値を理解され、児童のむし歯自体は減少傾向にあります。それでもまだまだ日本は欧米諸国に比べ、歯科に関する意識が低い傾向にあります。
長期的にみれば、矯正治療を含め、手間を惜しまず予防をきちんとすることが、将来的に起こりうる深刻な問題を避けることにも繋がります。きっと、将来的な苦労の方がはるかに大変です。
予防歯科とは「意識と仕組み」と考えてください。
当院の考える予防歯科について
PREVENTIVE DENTISTRY

しかし、国の仕組みとして、今の保険診療システムだけでは効果的な予防歯科は難しいのが現実です。
将来も健康的で素敵なお口でいていただくために「こどもと女性の歯科クリニックで、何ができるのか?」を考えた、定期健診に自由診療(保険外診療)を組み込んだプログラム(ウェルビーイングクラブ)で皆様の予防歯科のお手伝いをいたします。
特にお子様の場合、早いうちに歯医者嫌いにさせてしまうことは、結果として大人になってからも歯科への足を遠のけてしまいます。「歯医者は痛くなってから仕方なく行く場所」というイメージでは予防に関する意識も高まりにくくなります。
その意識の連鎖はいつの間にか、次の世代の歯科に対する考え方にもなってしまうものです。 ぜひ親御様には予防に対してのご深慮をいただきたく思います。
通常、予防に関する処置に痛みなどの苦痛を伴うものはありません。
予防歯科にはセルフケアが必須です。セルフケアでは、どうしても足りないものを歯科医院がフォローします。予防に対する目的意識と習慣づくりで未来は変わります。
ウェルビーイングクラブ/WBCを日々のケアの一部にしていただき、皆様にとって一番のメリットである健康的なお口で大きく笑い、いつまでも美味しく食事をしていただけることを願っています。

Well-BeingClubとは?
WHAT IS WELL-BEINGCLUB?
Well-Being とは、心身ともに健康で、安心や充足感に満ちた心地よい生活状態にあることです。
当院のWell-Being Club(WBC)は、一生自分の歯で健康に生活していくために、長期・継続的にお口の管理を行う予防歯科健康クラブです。
プログラムについて
PROGRAM
プログラムの中心は3か月に1度の「お口の健康診断」(定期健診)です。
お口のチェックで終わることなく、保険外診療をプログラムへ組込み、フッ素イオン導入・PMTCやマイクロレーザーシーラント・CT撮影・むし歯や歯周病のリスク検査などの費用面のご負担を極力少なくした、予防に特化したプログラム構成となっています。
通常、予防に関する費用は保険外診療になります。かといって、保険外診療は費用がかかるということでどうしても敬遠されがちです。
患者様にとって「より質の高い治療を、より受けやすいように」とのコンセプトからこのプログラムに取り組んでいます。
こどもと女性の歯科クリニックの予防歯科では、ウェルビーイングクラブの入会の有無によって、予防処置の内容は変わりません。費用面でのご負担の違いのみです。

システムについて
ABOUT SYSTEM
※通常のお口のチェックやクリーニングなどは、保険診療となります。保険診療分につきましてはご負担をお願いいたします。
※毎月の保険証および医療証のご提示にご協力ください。
お子様のためのWBC
WBC for children

初診時には、主に次のようなことを行います。
定期健診(保険診療)
お子様〜大人の方(3ヶ月毎)

定期的にお口のチェックを行います。むし歯が見つかっても早期での治療となりご負担は少なくなります。
さらに、継続的に予防処置を行うことが、むし歯や歯周病のリスクを減らすことには大切です。
お口の専門家としてご家庭でのケアのポイントなどもお伝えします。
保険診療外が無料でご利用いただけます
※ご入会はされずに自由診療としてお選びもいただけます。費用は自由診療の費用をご参照下さい。
定期健診毎にいずれかを行います
フッ素イオン導入(年2回)

フッ素をイオン化して歯質に取り込みやすくします。従来のフッ素塗布より歯質が強化されます。
また、イオン化したフッ素を直接歯質に取り込みますので、フッ素を飲み込む心配がありません。
PMTC(年2回)

むし歯と歯周病の原因のバイオフィルムを取り除きます。より効果的・専門的なクリーニングでお口の中を大掃除します。当院のPMTCはより高い効果を得るため、通常のクリーニング(保険診療)を行ってからの実施となります。ご了承ください。
必要時に行います
むし歯・歯周病のリスク検査
唾液を採取し、むし歯や歯周病のリスクを数値化し判定します。唾液の状態を確認し、お子様の今をお伝えします。
CT撮影
お子様のお口全体のレントゲン撮影は自費扱いとなり撮影が難しいことがあります。
むし歯の数によることなく、顎や歯の状態を確認したい必要時に、費用を気にすることなく、お口の状態を確認できるシステムにしています。
マイクロレーザーシーラント
顕微鏡下で歯科用レーザーを用いてシーラントを行います。
女性のためのWBC
WBC premium

女性のWBCは貴女のための特別プラン。歯科ドックと定期メンテナンスを組み合わせて、審美面と健康面からサポートいたします。
- 管理費はありませんが、【年間プラン220,000円】でのご提供です。
- 平日午前中限定のプランとなります。
歯科ドック(年1回)
定期健診・メンテナンス(年4回)
- ホワイトニング
- 歯周病レーザー治療
- 歯ぐき固め
ホワイトニングなどを、定期メンテナンス以外でもご希望の方はお声がけください。WBC premium会員限定価格をご用意しています。
予防歯科の基礎知識
唾液の影の働き
矯正中はむし歯や歯周病・口臭リスク増
「磨いていれば大丈夫」の先入観に注意
大切なのは「唾液の自浄作用」
一般的に矯正治療中は、装置を装着している関係で、いつも以上にむし歯になりやすい傾向があります。どうしても磨きにくい箇所が出てきてしまいますから。歯周病や口臭も心配です。
歯磨きの大切さについては、改めてお伝えしなくても大丈夫ですね。大切なのはご存じの通りです。しかし、歯磨き粉や洗口液の爽快感から、ついやった気になってしまうことも多いものです。お子様ですと眠気が勝ってしまうこともあります。
自己流にならず、正しい歯磨きの仕方を歯医者さんで実際に教えてもらってください。矯正治療をされなくても、定期的な健診はお口の健康に必要な習慣です。ぜひ、かかりつけの歯科をご検討ください。
ステファンカーブ

唾液の自浄作用で大切な理解が、赤色・青色のグラフ。
ステファンカーブといいます。このグラフは、糖質の摂取によってお口の中が酸性になる。そして唾液の循環によって中性に戻るを視覚化しています。大切なのは歯が溶け始めるpH値5.5のラインです。
- だらだらと食べ続けているのが赤色のグラフ
- 食べる時、食べない時のメリハリがあるのが青色のグラフ
これは食べ物に限りません。問題は糖質です。常に甘い飲み物を横に置いて、パソコン仕事などはよくある光景です。「でも、1日に何回も歯を磨いているよ」という方は、少々誤解があります。
赤色のグラフでは、お口の中は、ほぼ常時歯が溶けてしまうpH値にありますね。ただ、歯磨きをしたとしてもすぐには中性に戻りません。
この酸性状態は、唾液の循環(緩衝能/かんしょうのう)によって、徐々に中性へ戻っていきます。徐々に戻る過程で、新しい糖質が供給され、またすぐに酸性度が高くなるということになります。
おかしな話ではありますが、歯磨きは1日1回でも青色のグラフのような生活習慣を心掛けた方が、むし歯予防としては効果的です。もちろん、歯磨きはたいして重要ではないというお話しではないのは言うまでもありません。
ステファンカーブ>歯磨き(ただし、むし歯の場合)
となりますので、次のようなことが日常生活で起こりえます。
- 仕事中でもまめに歯磨きをしているが、常に甘い飲み物やおやつをお供にデスクに向かっている。
- 仕事中に歯磨きの習慣はないが、仕事中の飲み物は水やお茶で、食事時以外には糖質は取る機会がない。
となると、状況としてはむし歯のリスクは①の方が高くなります。
ここに緩衝能の強弱の要素が加わりますと、気を付けているようには見えないのに何でだかむし歯にならない人と、気を付けているつもりなのに何でだかむし歯になってしまう人がいるという矛盾のようなお話しが出てくるんです。
口内細菌が糖質をもとに口内を酸性にすることが「むし歯の原因」です。そして唾液の働きによって、酸性状態は中和されていきます。
ということは、唾液の出にくい「口呼吸やいびき」はそれ以前の問題になります。
一方で、飲み物などのそのものによって、口内が一定のpH値を超えた酸性になっても歯は溶け始めます。某炭酸飲料やそれこそお酢などは、むし歯菌に関わらず歯を溶かします。
小さなお子様は食事を吐き戻してしまうことも多いですよね。胃酸も歯を溶かすには十分な酸性度を持っているとご記憶ください。
むし歯予防は「歯磨き!」は決して間違いではありませんが、「ステファンカーブ」をどう自分なりに作っていくか。その習慣がより大切です。
ただ、歯磨きを軽視するのはNGです。歯周病予防との観点からは、歯磨きは欠かせません。むし歯とともに、矯正治療中は歯周病にもなりやすい傾向があります。
歯に関わる疾患として、歯周病はむし歯以上に要注意です。歯周病は大人の話と思われている空気感がありますが、世界で一番多い感染症といわれる通り、お子様にとっても無縁のものではないことを覚えてください。
現実として、歯周病のお子様は少なくないんです。
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