RAMPAの治療イメージ

ランパセラピーは歯並びのその先まで考えます
RAMPA THERAPY

いわゆる歯並びが悪いといった場合にイメージするのが、ガタガタ・デコボコの歯並びではないでしょうか?矯正歯科では、叢生(そうせい)と分類されます。

矯正治療「ランパセラピー」を、代表的な不正咬合である「叢生」を通して、ご説明いたします。歯並びが悪くなる根本原因とは、「上下の顎の劣成長」。叢生以外の不正咬合でお悩みの方も、RAMPAのメカニズムにより、治療の対象になりますのでご参考にされて下さい。

そもそも叢生とは?
WHAT IS CROWDING?

「乱ぐい歯」ともいわれる不正咬合の一つです。

デコボコとした歯並びの状態を指します。叢生の原因として「歯の大きさと歯槽骨(歯を支える土台)の大きさのアンバランス」と指摘されています。

顎が小さいから、歯が生えるスペースが足りずに、いろんな箇所や角度から歯が生えてくる状態。イメージ通りです。ですが大事なのは、叢生をどう考え、どう改善するのか‥です。ここが「矯正治療の違いと分岐点」です。

叢生イラスト

歯並びが悪いことで困ること
PROBLEMS

治療による自身の変化の実感のグラフ

グラフでは、矯正治療をされた方の約60%前後の方が効果を実感されていると示されています。注目は逆の数字です。残りの約40%の方が必ずしも満足されていないということは、何かを暗示している可能性があります。

もしかしたら、それは治療の優劣ではなく、従来の矯正治療の限界と矯正歯科の在り方を示している数字かもしれません。

さて、歯並びが悪いことで困ること。
これは叢生に限りませんが、食事の不便、発音の不便、むし歯や歯周病のリスク、外見上のコンプレックスなどが一般的にいわれています。

ここまでですと、程度にもよりますし、それぞれの価値観もあります。治療の負担も小さくありません。「それくらいならいいか」という考えもあると思います。

一方で、「話だけでも聞いておこう」という方も大勢いらっしゃいます。お子様のこととなると、余計に気になってしまいますね。

顎が小さい?
QUESTION

お子様のガタガタの歯並びが気になり、矯正相談を受けられ、「顎が小さい」と指摘された親御様も多いのではないでしょうか?「遺伝や生まれつき」と説明された親御様もいらっしゃるでしょう。

この表現に大きな間違いがあるとは考えていません。遺伝的側面も確かにあると思います。

親御様にお伝えしたいのは、従来の矯正治療とは「顎が小さいこと」にアプローチする治療ではないということです。骨格(顎が小さい)は仕方がないので「せめて歯は並べましょう」というのが多くの矯正治療です。

では原因となる「顎が小さい」は、気にしなくてもよいことなのか?これは、後ほど考えられてみてください。

子供のまるい顎と三角の顎の比較

顎が小さいの先にあるもの
BEYOND

中顔面を示すレントゲン

「顎が小さい」とは、骨格の話です。それでは、なぜ顎が小さくなるのでしょうか。
そしてRAMPAではさらに深く、「それって、どうしようもないことなのかな?」まで考えます。

この治療では、歯並びが悪くなる原因の多くを、「中顔面(鼻周りのあたり)の発達不良」に起因する、「顎骨の歪み(上下顎の劣成長)」と捉えています。

結論、これが「顎が小さい」のその先です。顎が小さいとは、その表現の一部。

だったら、「この骨格的な原因の根本的な解消を目指そう」。これがRAMPAの治療目標になります。

しかしです。ここが混乱されるところですが、RAMPAとは顎を大きくする治療ではありません。顎骨のサイズの問題という先入観からは、一旦離れてみてください。

叢生のイメージ
IMAGE

空き缶

※あくまでイメージです。治療の例えではないことは、ご理解をお願いします。

例えはイメージを優先しています。治療とは一線を引いて下さい。

空き缶があります。空き缶は、外側からの力と内側からの力が釣り合って、円柱形を保っています。では、この力のバランスが崩れたらどうなるのかをイメージしてみてください。

例えば、海中に沈めることで、外側からの力(水圧)が優位になるイメージです。空き缶は潰れていきますね。

※想像力が豊かなのはいいですが、潰れるのは少しだけにしてください。

では次に、その潰れた空き缶を輪切りにしてみます。潰れる前の円形から比べると、歪んだ断面は小さく感じられると思います。

それが顎と仮定します。歪んだ缶の縁に決まった数の歯を並べようとしたら‥これは「叢生」になりそうですね。

これが、「顎が小さい」に近いイメージです。そして実は小さいのではなく、歪んでしまって「小さく見えてしまう」が、より近い表現です。

RAMPAのイメージ
IMAGE OF RAMPA

舌圧と頬圧・唇圧の関係を示すイラスト

では、なぜ内外の力のバランスが崩れてしまうのか?歯列とは、「頬圧・唇圧」と「舌圧」のバランスからできあがります。では、このバランスが崩れる要因とは?

そう、口呼吸です。

ただ、口呼吸、つまり舌が上顎から離れることによって、顎が小さくなってしまうのではなく、顎を歪ませてしまう。

上顎骨と下顎骨を示すイラスト

頭蓋骨とは、複数の骨から構成されています。骨格の歪みの要因とは、偏った圧力であり、かかり続ける重力であり、骨格同士の相互関係です。

潰れた空き缶を、元のきれいな円柱形に戻すことが難しいのは想像がつきます。歪んでいるのは、歯が生える部分だけではありません。歪みは広い範囲にわたります。ここがRAMPAでいう、鼻腔や気道の問題に当たります。

  • ここにどうしたらきれいに歯を並べられるかな?
  • そもそも歯だけ並べるでいいのかな?
  • ならば、何とかして元のきれいな円柱形に戻せないかな?

これが、RAMPAによる矯正治療に近いイメージです。

中顔面の発達不良
POINT

舌の正しい働き(鼻呼吸)によって中顔面が正しく成長するメカニズムを示すイラスト
舌が正しい位置にない(口呼吸)場合の骨格の正しくない成長を示すイラスト

ポイントがここです。

顎が小さいことの原因、口呼吸によって、舌が上顎から離れます。舌の支えがなくなった中顔面(上顎)は、重力の影響から下方へと成長方向を変えます。

中顔面の正しい成長方向とは、「上前方」。上顎についた舌は本来、そのガイド役です。

口呼吸(舌が上顎につかない)状況下での上下顎の骨格変化のイメージ

そして、中顔面を構成する主な骨格である上顎骨は、鼻にも関わる骨。この下方成長は、鼻副鼻腔にも影響を及ぼし、物理的に鼻呼吸をしづらくさせます。そして、下がった上顎に連動して、下顎も下がり、物理的に気道も圧迫する。こうなると悪循環です。

鼻呼吸はもはや難しい。日常的になった口呼吸によって、ことは悪い方向ばかりに進みます。

叢生の原因とされた「顎が小さい」を根本的、かつ健全的に改善するならば、下がった中顔面(上顎)を上前方へと誘導し、歪みを解消してあげなくてはいけないですね。

つまり、歯がきちんと生えるような土台に整えてあげるという表現になります。

これがランパセラピーです。

親御様へお伝えしたいこと
FOR PARENT

「お子様にしてあげたいことは何なのか?」

小児の矯正治療には、お子様の意思と親御様のご理解が欠かせません。叢生をはじめとする不正咬合、慢性的な鼻副鼻腔炎やいびき・睡眠時無呼吸、そして「顎が小さい」とは、骨格の発達不良のサインである可能性があります。

RAMPA前と治療中の気道容積の変化を示すレントゲン

RAMPA治療中のお子様では、当初は気にならなかった呼吸(気道や鼻腔)に対して、「あれ?」と改善の実感をされるお子様も多くいます。

実は、日常生活で症状に慣れてしまい、それが普通だと思い込んでしまっていることがあります。ただ、それは「十分」な状態ではなく、「何とかなっている」だけかもしれません。「明確に自覚があるから治療が必要になる」のではなく、「自覚があるまでいってしまったら骨格の劣成長は始まっているのかもしれない」とお考えください。そのリスクを考えたら、まず今の状態は知っておいた方がよいです。

ランパセラピーでは、骨格の改善から、まずは呼吸の改善を目指します。その過程で、歯がきちんと生える土台に整えられる。そうしたら、自然と歯はきれいに生え揃います。

ランパセラピーの考え

ランパセラピーでは、歯並びが悪くなる原因の多くを、中顔面の発達不良と考えています。

矯正歯科では、「顎が小さい」や「遺伝・生まれつき」の他にも様々な原因が指摘されています。それでも「原因の多くは中顔面の発達不良」との考えに大きな変わりはありません。

「遺伝的要素があった」にしても、「顎が小さく育ってしまった」にしても、骨格に柔軟性がある時期のRAMPA対応ならば、根本からの改善の可能性はあります。骨格は仕方がない‥はまだ早いです。

中顔面を構成する上顎骨は歯と鼻に関わる骨と示すイラスト

本来、中顔面は上前方への成長が健全な成長方向です。しかし現在、それが下方成長として現れてしまっている症例が非常に多く見られます。

これがまず、「中顔面の発達不良」です。これにより、顎骨に歪みが生じ、不正咬合として表出します。

さらに重要なことが、「中顔面の発達不良」は、気道や鼻腔を狭くさせ、様々な疾患の潜在的要因ともなることです。例え、明確な疾患との診断がなくても、このことは慢性的な脳と身体の酸素不足を示唆します。

RAMPA前後の気道容積の変化を示すレントゲン

※RAMPAによる気道容積の変化イメージ

これらを改善するためには、根本となる骨格への介入が必要不可欠です。

骨格の変化を実効的に考えるならば、正しい方向へ、一定以上の力を、一定以上の時間、上顎へ伝えなくてはなりません。MFTや機能的矯正の基本は、舌の正しい機能を取り戻して、舌にその力を担ってもらうのが目的です。

文字通り、筋機能の問題ならば、理屈としては適切かもしれませんが、少なくとも鼻腔の通気性に問題があるならば、舌の正しい機能がまず無理です。舌が上顎についたら息苦しいのです。

RAMPAの装着は、一日12時間以上でお願いしています。劣成長の骨格は、ここまでやってやっと変わります。

ランパセラピーは決して、お気軽な治療ではありません。それでも未来への価値観を持って、たくさんのご家庭が取り組まれていらっしゃいます。

RAMPAの特徴
FEATURES

ランパセラピーの特徴は、上顎骨を上前方方向へと3次元的に牽引し、下方に向かっていた中顔面の成長を健全方向へと変化させ、成長を促せることにあります。ここが非常に特殊なアプローチです。

この「歪みのない健全な顎骨」への成長誘導によって、気道や鼻腔が拡がり、呼吸器系疾患や耳鼻系疾患に対しての改善が期待できます。

並行して、歯並びを維持するために必要不可欠な口腔機能と、姿勢(頭位)も整えていくことができます。

歯列を矯正されるならば、原因ごと改善しませんと、いわゆる後戻りの可能性も高くなります。口呼吸は、諸悪の根源です。

歯列の問題を、骨格という俯瞰で捉え、根本的な解決策を考える。

技術や仕組みではなく、この概念こそが、ランパセラピーの最大の特徴であり、他の矯正治療との違いかもしれません。

当院の考えるゴール
GOAL

ランパセラピーでは、「骨格の発達不良」という原因から表出する症状が「呼吸の問題」や「歯並びの問題」であり、広義には健康やQOL(クオリティオブライフ)の問題と捉えています。私たちのゴールは、きれいな歯並びのその先、「健康」なのです。

RAMPAの特性から、叢生以外の不正咬合やガミー(スマイル)・顎関節症なども治療対象になります。 ぜひ今一度、矯正治療について考えられてみてください。

※当サイトはページの役割によってデザインが変わりますが同一サイト内ですのでご安心ください。

What's rampa therapy?

矯正コラム:ランパセラピーについてもっと知る

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